- 全身の筋力アップ
- 全身の連動性向上
- 重いものを少ない力で速く高く移動させる技術習得
デッドリフトならそこそこ重量上がるけど、クリーンとなると重量が激落ちする問題。
その原因の一つは「フォーム」にある。
一般的な筋トレでいうデッドリフトは「パワーリフター」のフォームが基本になっている。
でも、クリーンの場合はデッドリフトで持ち上げた後、「セカンドプル」で更に胸まで持ち上げないといけないので、フォームも「セカンドプルしやすいフォーム」が必要になると。。。
ってなると、、、
バーに垂直の力を加えるために身体はある程度起こした状態で持ち上げないといけない。
つまり、パワーリフティングフォームのように、股関節メインで重りを持ち上げるわけにはいかないってこと。
この感覚がなかなかつかめなかったけど、ここ最近二つの感覚を重視することでつかめてきたの。
その二つが。。。
- 重りを手にぶら下げたまま立ち上がる意識
- 股関節を折りたたんで構える
通常のデッドリフトの場合、バーと股関節の距離を近づけケツやハムといった大きな筋肉を主導とすることで重りを持ち上げる。
でも、これだと前傾がきつくなって膝も伸びるのでセカンドプルができない。
そこでクリーンでは、ファーストプルにおいても身体をある程度起こしたまま持ち上げる意識が必要になる。
そこで主導筋として働くのが大腿四頭筋。
太ももの前の筋肉。
大腿四頭筋は膝を伸ばす役割があるんだけど、ここ数年?
いや、十数年くらいはアスリートにとって「四頭筋」は悪役のように扱われてきているの。
- 四頭筋は走りにおいてブレーキの役割をする
- 身体の裏の筋肉こそが運動能力に必要
- 日本人は四頭筋ばかり使うから運動能力が低い
- 黒人選手の運動能力の高さは身体の裏の筋肉が強いから
などなど悪い言われようですよ…
が…
僕の体感からすると、走ったりジャンプしたりするにも四頭筋は非常に重要だと思うの。
特に走り出し、スタートから加速領域や、ジャンプをするための踏み込み時。
つまり車で言えばローギア部分。
ここでしっかり地面を押したり、ジャンプの力をため込むために助走から「グッ」とブレーキをかける時。
こういった場面で四頭筋は活躍する。
現に僕の場合、、、
バスケのプロ現役時代に、身体の背面を強化するようなトレーニングばかりしてると
- 直線はうまく走れるけど切り返しが遅くなる
- 助走の踏切が弱く身体が流れる
っといった悪影響がでました。
ってことで何が言いたいかというと。
クリーンを正しいフォームで行うということは、走ったりジャンプしたりするにあたって必要になる筋肉を「まんべんなく」「効率的」に鍛えてくれるということ。
で、この正しいフォームを身につけるための意識として重要(あくまで僕の感覚)なのが
- 重りを手にぶら下げたまま立ち上がる意識
- 股関節を折りたたんで構える
ってな意識なんですね。
感覚は人によって違うので、見た目のフォームが同じでも「意識していること」は違ったりします。
そういう意味で言うと、僕の感覚を採用してもらって必ずしもうまくいくとは限りませんが、もしクリーンに興味があってフォームに行き詰っている人がいれば、「とりあえず」試してみてください。
もしかしたらうまくいくかもしれませんよ。
ってなことで、今後もジャンプ力アップトレーニングの研究と実践は続きます。
また「気づき」があればログを残していきますね。